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ヨーロッパ旅行 - スペイン・バルセロナ(1)
ヨーロッパ旅行 - スペイン・バルセロナ(1)_b0045057_1553226.jpg 国の移動とホテルのみ団体旅行という格安パックツアー、最初の国はスペイン。2月ということもあって、気温は高くない。昼間でも上着を羽織らないとちょっときつい。ホテルから海が近いので、風に乗って潮の香りがする。
パンと目玉焼き、ベーコンのホテルの朝食を済ませて外へ出る。
 行き先はバルセロナ郊外の山奥にあるモンセラット。電車で2時間ほど揺られたあとに、ケーブルカーで山頂に着く。基本的には寺院だが、周囲にレストランなどがくっついた観光地だ。修学旅行地でもあるらしく、中学生らしき子供の姿も。日本はアニメで有名らしく、近くを通ると「ナルトー!いぇー」(少年ジャンプ連載の漫画)と叫んできた。ノリがいいので、一緒に写真を一枚。やたら顔が大人っぽいな、実は高校生?
 このモンセラットからさらに山道が出ていて、山の上のほうにさらに登れるようになっている。せっかくなので上っていくと、真下の山がぐるっと見えてくるので、がぜん景色がいい。山の形もモアイが沢山くっついたみたいで面白いし、必見。

ヨーロッパ旅行 - スペイン・バルセロナ(1)_b0045057_1623931.jpgブラック・マリア(真っ黒な石で出来たマリア像)で有名らしく、おみやげ物もこれをかたどったものが多い。実物は本堂の中心のプラスチックケースのなかに入っている。能面のような表情をしていて、造詣的にすごいって感じはしないけど、全身黒と金の装飾なので、見るとぎょっとする印象を受ける。お土産に一個、お母さんに買っていってあげたが、なんか気持ち悪いなぁと正直な感想を言っていた。

ヨーロッパ旅行 - スペイン・バルセロナ(1)_b0045057_16213564.jpg寺院の中にキャンドルが立てられるようになっていて、試しに買って立ててみる。綺麗に沢山そろって並んでいると結構綺麗(後から分かるのだが、他の国のどこの寺院に行っても同じロウソクが売られていた)。一通り周ったところで、帰りは登山列車で下山。岩山をくりぬいたトンネルを潜り抜けていくので、軽いジェットコースター気分。

夜はうまいパエリヤが食べられるらしい、というCan majoへ。港の近くにあるのだが、大通りから離れて住宅街の方へ入って行かなければいけないので、自分・友達ともどもちょっと躊躇。「変なのにからまれたらどないすんねん」ともっともな主張をする友達。
といっても妥協するのも嫌なので、高速移動で目的地へ。タクシーで乗り付けるのがいいんだろうけど、お金の余裕がないので仕方ない。心配した割には、特段迷うこともなく、無事目的地へ。これでお腹一杯ご飯がくえるぜー、と安心。意気揚々と店内に入ったものの、「今日は予約で一杯だーよ」(スペイン語、ジェスチャーから類推)。
そ・そんな・・。それじゃあ、明日はどうなんだ?「明日なら空いてる、予約しとくか?」
ふー、一安心。もちろん予約して店を出る。

いまさら他のお店を探す気にもならないので、見つけたお店に適当に入って夕飯を済ますことに。とりあえず、ホテルに帰れなくなると困るので、駅員(?改札に待機してるお兄ちゃん)に終電を聞く。どうも十一時ぐらいまで(細かい時間は忘れた)大丈夫らしい。

ヨーロッパ旅行 - スペイン・バルセロナ(1)_b0045057_16202953.jpg10時半ぐらいにお店を出れば大丈夫だろうということで、ガイドブックに載っていた他のお店に。歩き疲れていて、少し寒かったので、あったかいものをと思っていたのだけど、メニューにあるのは生ハムとかサラダばかり。これは明らかに選択ミス・・・・なのだが、時間もないので、みんな顔を見合わせて無言でうなずく(「しょーがいない、今日のところはあきらめとこう」)。

夕食を済ませて、帰りの方向の電車に乗り込む。どうも最終電車っぽい。あの駅員さんの言ってたことは間違いじゃないらしい、とほっと胸をなでおろす。
疲れたし、着くまで寝とくかと思ったところに、念のため路線図をチェックしてた友達が衝撃の一言。「この電車、うちらのホテルの近くの駅の一駅手前までしか行かないんじゃないか」
まじか、聞かなかったことにしてそのまま眠りたい。
もしかしたら、と思いつつ、運に身を任せることにしたが、無情にも一駅まえで電車はストップ。外に出てみると車も人もほとんどない。行きで通ったときは一駅間が長かった気がするし、歩くのはきつそうだ。

うーん・・・・、そうだ、困ったときはホテルに電話だ。全員分の小銭を出してみると、2回ぐらいなら電話できそうだ。逆に言うと2回でうまく内容が伝わらなかったり、掛け間違えたらアウト。慎重にダイヤルして
「電車を逃して、一駅前で立ち往生してるんだけど、どうすればいいの?」
「オッケー、分かった。タクシーを送るからそこの駅の前に立っててくれ」
よし! これで帰れる。まったく初日から疲れたぜ。タクシーで1時間ほどかけてホテル着。歩いて帰ろうとしてたら死んでたな、と思いつつベッドに倒れこむ。
# by fr001596 | 2006-06-18 16:29 | ヨーロッパ
南アフリカ・ケープタウン便り Hallo, Hoe Gaan dit? (7)
南アフリカ・ケープタウン便り Hallo, Hoe Gaan dit? (7)_b0045057_10412959.jpgWestern Cape編

南アフリカの左半分くらいの地域は、北部ケープ、東部ケープ、西部ケープの3つの県(州?)に分かれている。ケープタウンは西部ケープの左下の方にくっついているのだが、ここを一歩出るとあまり開発されていない地域がひろがっているので、観光客の多い夏のシーズン中はケープタウンからいろいろなツアーが出ている。街のいたるところにパンフレットが置いてあるので、行きたい日の2,3日前に電話して予約すれば家の前まで迎えに来てくれる。今回はそのツアーの1個に参加してみましたというお話。
コースはケープタウンから出発して、3日間かけて西部ケープをぐるっと1週周って、またケープタウンに戻ってくるというもの。小型のバンで行くので、10人ぐらいまで参加可能。車を飛ばしながら、ちょこちょこ止まって観光したりするのだけど、メインはSwellendam, Game reserveの2つ。

Swellendamというのは、山に囲まれた高原地帯のようなところ。鉄分が溶けている(と思う)紅茶色の湖の近くにあるロッジに泊まり、湖でカヌー・ボート、スライド(丘の上から鉄の棒に掴まって鉄線で湖に滑り降りる)、(やりたければ)バンジージャンプ、釣りなどをやる。南アフリカ・ケープタウン便り Hallo, Hoe Gaan dit? (7)_b0045057_14283855.jpg
自分がやったのは、カヌーとスライド。カヌーは箱型の船で湖の奥の方に行った後、細い渓谷のようなところを進む。細身の形状なので、バランスをとるのが当然難しいのだが、一緒に乗ったブラジル人の友達がカヌーを左右に揺らすのだ。道中はなんとかバランスをとっていたものの、最後の最後で転覆。おっ、湖の水が意外と美味しいぞ。って違うか。
スライドの方は、湖にたたき付けられるってことでなんか痛そうなイメージだったが、予想に反して面白かった。落ちないように体中に命綱を巻かれて、「変に体をよじると逆に危ないから、背筋を伸ばしてしっかり鉄棒を掴め。」というようなことを言われた後「1, 2, 3, GO!」。
最初の方が急で、「このまま加速していったらやばいな」と思ったのもつかの間、減速してきたので、景色を楽しみながら気づいたら、水面に体当たりしてた。着地したところが沼っぽくなってたので、泥だらけになったのには困った。滑り落ちながら、そういえば子供のころ、なんとか水上公園でこんなことやったなー、と思い出した。そんなアスレチックなアトラクションです。

Game reserveは、要するに日本のなんとかサファリパークの南ア版。10トン・トラックのような巨大な車の後ろに座って、ガタガタ揺られながら動物を散策するというもの。アフリカのお札に印刷されているBig Five(ライオン・ゾウ・サイ・バッファロー・レオパルド)が簡単に見れるのがウリらしい。ガイドのお兄ちゃんが生息してる地域を大体把握しているので、サクサク回れる。南アフリカ・ケープタウン便り Hallo, Hoe Gaan dit? (7)_b0045057_1544448.jpg
ライオン・レオパルド・バッファローに関しては、危険なので隔離されており、あまり近くで見れなかった。ゾウとキリンは近くまで寄ってきたのだけど、両方のキャラが対照的で面白い。ゾウは女の子らしいのだけど、常に機嫌が悪いらしく、自慢の鼻でそこらじゅうの木々をなぎ倒し、彼女が通った後には何も残らないというブルドーザー系のアニマル。カルボーン(*)を持っていたらあげたくなるタイプの女性だ。きっと神経質なのだろう。
キリン君は、自分の役割を分かっているのか、やたらとサービス精神旺盛だった。2, 3匹と集まってきてトラックの周りで優雅に草を食べていた。トラックの進む道に入ってきた時は、それはやりすぎだろ、と思ったがきっと尽くすタイプなのだと理解して、キリンとゆっくり時間をすごしました。
南アフリカで本格的に自然の中で動物を見るなら、ヨハネスブルクに近いクルーガー国立公園に行くのが一番いいのだと思う。行ったことがないので、はっきりしたことは分からないけど、自然のままの形で保護されているようだ。その分、動物を発見するのは難しそうだけど、その分、発見する楽しみのようなものが得られるはず。北部の国境の近くにも同じような国立公園があるが、アクセスが悪いので大きさからみてもクルーガー国立公園がベストだろう。

(*): 昔(今もあるのかも)、子供向けカルシウムの栄養補助お菓子として発売された骨の形をしたラムネとクッキーの中間のような食感がする素敵なスイーツ。2種類の味があった気がするが、よく思い出せない。最近売っているのを見ないので、子供の支持を得られなかったのだろう。正直言って、確かにあれはまずかった。

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# by fr001596 | 2006-05-05 15:42 | 南アフリカ
南アフリカ・ケープタウン便り Hallo, Hoe Gaan dit? (6)
登山編

南アフリカ・ケープタウン便り Hallo, Hoe Gaan dit? (6)_b0045057_1651885.jpgその① ライオンズ・ヘッド(Lion's Head)
テーブル・マウンテンに隣接してるかき氷みたいな形をした山、ライオン・ヘッド。ここは、絶対に夕暮れから夜にかけて行くに限る。日が暮れて、空の色が徐々に変わっていき、街の灯りが少しづつ、ついていくのはとても綺麗だ。
頂上に行く場合、山道の途中でレンジャーのおじさんにR40.00払わなければいけないが、、別のルートで行けば、頂上よりは少し下になってしまうけれど、少し開けた場所で景色を堪能できる。ライオンズ・ヘッドを登るのは大して難しくない。途中から岩がごつごつした道になってくるので靴だけは気をつけたほうがよいが、1時間弱で上までいける。犬を散歩させたり、ランニングしてる人がいるぐらいなので歩いて上るなら軽いエクササイズ程度。山火事があったので、木々は少し焦げてたけど、綺麗な花も沢山咲いているので飽きることはないと思う。

上まで行ったら、写真を撮って、ご飯を食べて、ワインでも飲みながらゆっくり日が暮れるのを眺めればいい。僕は韓国・スイス・ドイツの人たちと行ったが、彼らがサンドイッチ、薄切りの肉、パン、フルーツ、ワイン、チーズまで用意していて、ご馳走になった(ナイフとまな板まで持ってきててびっくり。南アフリカ・ケープタウン便り Hallo, Hoe Gaan dit? (6)_b0045057_1654243.jpg自分は水とチョコしか持ってこなかった。)。日が暮れてくると、少し涼しくなってくるので軽い上着があった方がいいかも。暗くなってから山道を下る場合は、懐中電灯がないと石につまづいたりして危険。
月は暗くなってからテーブル・マウンテンの裾のほうから少しずつ顔を出してくる。
夜景だけならテーブル・マウンテンで良いのでは?と思うかもしれないが、テーブル・マウンテンのロープウェイは19:00が最終便だし、日が暮れてから片道3時間の道のりを歩くのは結構危険だ。なので、山の上からケープ・タウンの夜景を見たかったらライオンズ・ヘッドに行くのがベスト。都会なので、星はそこまで沢山見えないが、それでもメジャーな星座はばっちり見える。友達と行ってもいいが、彼女と行けばもっとロマンチックだと思う。富士山と同じく、途中までは車でいけるので、タクシーやリッキー(南ア版リキシャ)を呼んで夕方から繰り出すのが吉。
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南アフリカ・ケープタウン便り Hallo, Hoe Gaan dit? (6)_b0045057_1628265.jpgその② テーブル・マウンテン
本格的に登山がしたい人はやはりテーブル・マウンテン。長短様々なルートがあるが、ガイドブックによると、どのルートも全部エグいらしい。見た目からして、切り立ってるし確かに登るのは大変そうだ。
自分の場合は、ケーブル・カーの発着所の近くから始まる道を片道4時間弱かけて登った。現地でガイドをやっているというケープ・タウン暦10年の友達2人を含めた6人のメンバー。
ガイドになると1週間のうち、10回近くテーブルマウンテンに行くらしい。それだけ行ってれば、登山経験も豊富かと思ったら、足で登るのはこれが初めてとのこと。ちょっとびっくり。
開始20分で「もう駄目、戻ってケーブル・カーで行こうよー!!」と根をあげた友達もいたが、数mごとに休憩をとりつつ進む。
基本、ごつごつした岩場が続くので、視覚的に疲れるが、後半になってくると冷たい水の流れる透き通った小川があったり、花が咲いていたりするので飽きはこない。
休みの日なら、他にも沢山の人が登っているので、「頂上まで後どれくらい??」「もうすぐだからがんばれー!!」といった会話をしながら楽しく登れる。もちろん、登りきった後に飲むビールがまたうまかったりするのが、一番のモチベーションであることは言うまでもない。これで、頂上にプールでもあれば完璧なのになー、と思うが、ほんとにあったらそれはそれでいやだ。
前も書いたとおり、日差しがきついので、サン・ブロック・クリームを塗らないでのぼるのは自殺行為。水もペットボトル2本は持っていった方がいい。それと、道中で食べるお菓子も忘れずに。遠足なので、おやつは300円までは可。バナナはおやつに含みません。バウバウ。
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# by fr001596 | 2006-04-16 16:37 | 南アフリカ
南アフリカ・ケープタウン便り Hallo, Hoe Gaan dit? (5)
ケープ・ポイント(喜望峰)編

南アフリカ・ケープタウン便り Hallo, Hoe Gaan dit? (5)_b0045057_14574936.jpgケープタウンの観光名所といえば、前に書いたテーブル・マウンテンとケープ・ポイント、ステレンボッシュやパールのあるワイン・ランド(ブドウ畑が沢山ある)の3つ。というわけで、今回はバスコ・ダ・ガマで有名な南アフリカ南端の岬ケープ・ポイント(最南端はCape Agulhasといって、ケープポイントを少し東に行ったところにある)です。
ここに行くには、大きく3つ方法がある。1つめは、ツアーに参加する。南アフリカは公共の交通手段がいまいち発達していないので、こういったツアーが結構ある。ピンポイントでケープ・ポイントっていうのもあるが、テーブル・マウンテンとセットだったり、バリエーションも豊富だ。友達も増えるの楽しい。一日コースと半日コースがある。当然ツアーなので、時間の融通などはきかないのが難点。
2つめはケープ・タウンから電車でケープ・ポイントの少し北にあるSimon's townに行き、そこからタクシー。この方法だと、自由はきくが、ツアーに比べて金がかかるのがネック。電車も治安がよくないらしいので、注意が必要。
3つめの方法はレンタカー。ツアーが嫌だったらこれが一番。ただし、レンタは高いのと自分名義のクレジット・カードがないと借りられない。

自分はどうしたかというと、3番目のレンタカーを使った。オランダ人のAnneliesと一緒に行ったのだけど、車の運転で二人とも大きな問題が・・・・・。
自分
・マニュアルが運転できない(日本でないのでマニュアルが基本)

Annelies
・車線が母国と反対の左側通行
・年齢(南アだと23歳が最低年齢で彼女は20歳。他国の免許で運転する場合はextraの保険料を取られる。)

「どうするべ」、と二人で考えた結果、とりあえずAnneliesががんばって運転し、広い駐車場に行く。その後、俺がマニュアル車を練習して、できるようになったらケープ・ポイントに行くというもの。ということで、車を借りた後に1時間ほど練習したのだが、マニュアルってめちゃくちゃ難しいですね。クラッチがきき始めるのを感じろ!って言われても、さっぱりつかめなかった。あまりに覚えが悪かったのか、Anneliesの機嫌がだんだん悪くなってきたので、結局Anneliesに運転を任せることにした。

これで、うまくいくかと思いきや、彼女の運転がまたヤバイ。窓を開けて音楽をかけながら、いい感じでドライブしていると、いきなりバキッ!!という音。何かと思ったら、左側のミラーが自分の座席に飛んでくるじゃないか。ナイス・キャッチをしてばれないように元の場所にはめ込んだが、このまま車を降りて家に帰ろうかと一瞬考えた。
他にも坂道発進で発進できずに坂を下って行ったり、右車線を走ってベンツと正面衝突しそうになったりと、なかなかおちゃめなAnnelies嬢。

南アフリカ・ケープタウン便り Hallo, Hoe Gaan dit? (5)_b0045057_15424182.jpg一応、死ぬことなくケープ・ポイントへは到達でき、バブーン(猿)やダチョウといった野生のアニマルも堪能できたし、結果オーライ。バブーンにバナナをあげて、猿っぽく皮をむいているところで一緒に写真をとるという最終目的は達成できなかったが、それを差し引いても大分楽しいお勧めの観光スポットだ。
ケープ・ポイントにはさまざまなトレッキング・ルートがあるので、途中で車を降りて、南端まであるいてもよし。野生動物と遭遇できるかは、完全に運の世界なので、車ではなくちょこちょこ歩くといいかもしれない。ケープ・ポイントの国立公園最南端は丘になっていて灯台が立っている。南極はさすがに遠すぎて見えなかったが、冬にはクジラが見れるようだ。ただ、天気の変化が激しく、さっきまで晴れてたのに気づいたら大雨ってことも。自分たちが行ったときは、ケープ・タウンが晴れで、ケープ・ポイントに着いたら大雨。夕方になったら晴れてきたというパターンだった。念のため傘を持っていくことをお勧めします。ちなみに、キャンプもできるので、テントとバーベキュー・グッズをもってレッツ・ゴー!
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# by fr001596 | 2006-04-16 15:57 | 南アフリカ
南アフリカ・ケープタウン便り Hallo, Hoe Gaan dit? (4)
日本料理編
日本料理といえば、SUSHI(寿司)がもっともポピュラーである。ついで、TOFU(豆腐)。この辺はスシ(発音的にはスーシ、語尾上がり)みたいな感じで英語発音にすれば結構通じる。ケープタウンでもスシ・バーを時々見つける。いろんな人に聞いた感じだと、納豆、味噌汁はほとんど知られていない。
海外に来てるからには、日本人以外の人に日本料理を知ってもらいたい。そこで、お世話になっているホスト・マザーに日本料理を作ってあげることにした。フフフ、腕がなるぜ。ボキ・ボキ。
メニューを何にするか。これがムズい! 無難に生魚はやめた方がよさそうだし(そもそも新鮮な魚がその辺のスーパーで買えない、港町なのに・・・)、天ぷらは油が大量に必要な上、油が飛び散るのでパス。そもそも衣サクサクにするにはまだ修行が必要。
冷奴は簡単だけど、売ってるのを見たことない。見つけられたらヘルシーだしOKかも。ただ、基本的に味がしないので、あんまり好評ではないようだ。味噌汁も食べてもらいたいが、味噌が果たして売っているのか。わからん。

南アフリカ・ケープタウン便り Hallo, Hoe Gaan dit? (4)_b0045057_0583496.jpgグーグルで検索してして、悩んだ末に
・親子丼
・アボガド・きゅうり・ツナの手巻き寿司
・緑茶
というメニューにした。親子丼と寿司でご飯ご飯してしまうかもしれないが、おいしく作れば大丈夫だろ。牛丼と焼き鳥にしてもよかったが、日本食にヘルシーさを求めてるっぽいので上のメニューに決定。
とりあえず、家の近くのアジア食材店に行ってみることにした。箸、醤油、酢、海苔、日本米、簀巻き、緑茶は入手! 他にも味の素、照り焼きソース、電子炊飯器は発見。味噌、みりん、豆腐も欲しかったが残念ながら置いてなかった。値段は高いかと思いきや、それほどでもなかった。

次にCheckersという大手スーパーで魚、鶏肉、卵、野菜などを購入。最後はメイン・パートの料理である。最近、料理してないので、はっきり言ってちょっと不安。電子炊飯器がないので、いかに鍋で美味しくご飯を炊くかがポイントになりそうだ。周りの女性人にふっくら炊く方法を教えてもらってのチャレンジ。
米の上に手を載せて、手の甲の少し下まで水がくるまで水を張って弱火ー>中火で30分。味見してみると、水が足りなかったようで、少し芯が残ってぱさぱさしてる。水を足して水分が逃げないようにタオルで蒸すように5分。味見してみる・・・、ちょっとぱさぱさしてるけどOK!! 海苔の上に乗せて簀巻きで巻くが、これがまたうまくいかない。具やご飯を減らしたりしてなんとか巻き巻き。切ってお皿にのせると一応スシっぽい。うん、努力賞。親子丼は作り慣れているので、余裕。これはばっちり親子丼に出来たと思う。
どんぶりがないので、両方とも平らなお皿にのせて出してあげる。

南アフリカ・ケープタウン便り Hallo, Hoe Gaan dit? (4)_b0045057_0575518.jpg"It's not fair!!"といわれつつも、撮った一枚。二人とも親子丼と格闘中。二人には食べる前に箸の使い方を教えてあげたけど、親指と人差し指で箸を動かすのができないようで、箸の間に中指を入れたりして独自の使い方を編み出していた。
南アフリカ人のMaureen(左)は結構綺麗に食べる。スシは食べたことがあるらしいが、箸を使うのは初めて。醤油の味が気に入ったらしく、醤油だけでなめて楽しんでいた。海苔が余ったので、つけて食べても美味しいよと教えてあげる。スイス人のCatherine(右)も同じく箸は初めて、ご飯粒をあたりに撒き散らしながら完食。ご飯をかたまりとして箸で挟んで食べるのが出来ないようで、"下からすくうように箸を使うんだ"とレクチャー。
彼女は韓国料理を食べたことがあるといっていたが、辛くて一口ごとに水を飲まないととても食べれなかったそうだ。ちなみにスイスの伝統料理はフォンデュらしく、"チーズを食べて育ったの"と言っていた。こういう話を聞くと、アルプスの少女ハイジが頭に浮かんでくる。味よりも箸の方に集中してしまったかもしれないが、美味しいといってくれたし、一応成功(だよね?)。

少し変わった日本料理は、みんな面白がって聞いてくれるのでいい話のネタになる。
周りの友達に"踊り食い"を教えてあげたら、「うっーーー!」といって顔をしかめていた。オランダ人のAnneliesには大受け。オランダには生魚をレモンと一緒に食べる(西洋人からみたら)変わった料理(名前忘れた)があるらしいが、生きたまま食べるのは信じられないようだ。彼女はイナゴの佃煮にも興味深々で、「こっちも生きたまま食べたら楽しそう!!」となかなかアグレッシブな発言も飛び出した。
韓国では小さいタコも生きたまま食べるらしいが、口の中で噛むらしく、そっちの方がぬるぬると口の中から這い出してきそうで怖い・・・・。
南アフリカでは(アメリカ、ヨーロッパもたぶんそう)、ペットとして認識されているものを食べるのは違法だとか。なので、犬・猫・馬などはアウト。馬肉も美味しいよ、と言ったらまた、うーんという表情をされてしまった。
自分が食べて育った料理以外の料理はなかなか受け入れにくかったりするけど、チャレンジして食べてもらっていい反応をもらえるのはとてもうれしい。たとえ、だめでもきっといい土産話になるはず。
# by fr001596 | 2006-03-24 01:55 | 南アフリカ